てくてくちとせ

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四柱推命‐凶意のつよい、飛刃、咸池、隔角をどう生かす?

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四柱推命の特殊星のなかには、「これ凶の意味しかないやん」と嘆きたくなるようなものがある。それが、飛刃、咸池、隔角がそうだ。だが、四柱推命では物事は必ず裏と表といった陰陽の関係でなりたっていると説く。この三つの特殊星も苦難とともに本人に気付きをもたらすものなのだ。

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飛刃(ひじん)

 

この星をもつひとは短期で喧嘩っぱやく、そのための災難がある暗示。女性は出産にかかわる問題が現れる可能性がある。この星の特徴は性格が原因で対人関係が失敗することを表しているところだ。ただ、その場合は、失敗の連続からじぶんでじぶんの性格傾向を理解するよう、気付きを求められている。劫財や羊刃ふくめ、星そのものが基本凶の暗示がつよい場合であっても、゛凶にしか転ばない星゛はない。物事の構成は陰陽の関係であり、そこには必ず学びがある。反面教師として学ぶことで人並み以上の思慮を養うことができる。

 

咸池(かんち)

 

この星は快楽におぼれやすく、欲を抑えられず遊びまくる風流人になる傾向がある。そのため、家族とうまくいかず、人生を暗くしてしまう。おなじはしらに「沐浴」がある場合はその傾向が加速する。男性の場合、命式に咸池とともに「偏官」がないほうがよい。ただし、この星をもつひとの場合は美意識がつよい特徴があり、芸術的な能力に優れている。つまり、よくいえばじぶんに正直であるため、その個性を反映させたような作品が仕上がるわけだ。ひとつまちがえば、人生を暗くするが、ひとつ秀でると人生を大成功のものとする。

 

隔角(かっかく)

 

人に誤解されやすい性格となる。生まれ故郷から離れて暮らすこととなり、東京出身のひとが沖縄で暮らすとか、海外で暮らすこととなる。ひとと疎遠になるという暗示をもつ星であるのだが、この星をもつ場合は一人の時間を楽しむということが上手になる。つまり孤独とどのように向き合うかという考えが身につき、幅広い人生をあゆみながら、自己研鑽していく。孤独の時間がなければ、自己探求は深まらない。俯瞰した視野を身につけるのにはうってつけの星である。

 

 

 

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おわりに

 

こんかいご紹介した三つの特殊星は、三蔵法師率いる、悟空、ハッカイ、サゴジョウのようである。表だった凶の意味がある反面、本質をみていけばかならず、もう一方の意味が浮かびあがる。結果、その星の吉、凶面のみに意識をむけるよりも、じぶんがどのようにその星と向き合うかのほうが大切だし、命式全体でみた場合に目を向けるほうが重要だ。

 

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