四柱推命のなかには「刃」がつくワードがたくさん登場する。゛月刃格゛゛血刃゛゛羊刃゛など、それらは基本的には凶の要素を含んでおり、強い個性として受け入れるほかない。ではこんかいは日刃(にちじん)についてのお話をさせてもらう。
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■日刃について
日刃とは日干が陽であり、日支が羊刃となる゛日柱゛のことを指してそう呼ぶ。いかにも意味ありげではないか。羊刃は基本的には凶の意味がつよく、本人に破壊的な性質をもたらし、トゲのある物言いから敵をつくりやすい星だ。そのため、命式に羊刃が入ると運気が荒れやすい傾向となる一方で、物事の突破力は人一番なために人生が波乱万丈傾向になりやすい。
で、日刃になる干支は、丙午、戊午、壬子の3つ。日支に羊刃が入る場合は、基本的に配偶者との間にトラブルが生じる暗示が生まれる。なぜなら、日支は配偶者、パートナー、結婚を表す場所だから。女性の場合は気が強く、男性以上に人生を邁進するちからがあり、仕事で力を発揮する場合でも、夫の運を剋して、家庭がうまくいかないということが起きる。以前、丙午の女性と交流をもった際に、とても頭がよく、エネルギッシュで、生きる力にあふれているが、人間関係でどうしても゛我゛を張ってしまうと語っていたのが印象的だ。
結婚後に、関係性に溝ができやすく、また、パートナーの運を傷つける傾向がある。事故にも注意。女命では官星が、男命では財星が、剋されていない場合に、それが凶意を薄める。羊刃は、基本的に、強引な手段にでることもある劫財のような作用が働くと思ってもらってよい。男命の場合は勝負師で、金銭の流動が激しいため、財星が助けとなる。
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■日刃は吉に転ぶことはあるか?
波乱万丈な人生傾向のなかでも、本人にしかできないような、大仕事など、社会で勝ち進んで手に入れたいものを手にするうえでは必要な要素でもある。じぶんなりの成果を出せる資質がある。だが、そこはやはり波乱万丈な運気であるため、無茶を押しすぎると孤立してしまうし、金銭的に派手になりすぎるのもよくない。じぶんの力で勝利をつかむことにおいては、右にでるものはいないだろう。むしろ凶の現象を糧に強くなっていく人一倍タフな精神の持ち主。少なくとも保守的になって、前進がみられず、後悔する人生とは無縁である。
■おわりに
凶意というものは一種の捉え方であり、凶意が大きくとも、自己分析を重ねて発展していくということは可能だ。日刃の命式の場合はあるがままを重ねながら、自身の納得のいく人生を歩むことが重要だ。