てくてくちとせ

命術について書いていきます

四柱推命‐知性の星『印綬』の流れる性質を知ってる?

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印綬とは名誉を求める星である、というのは多くの書籍で共通して書かれている。そしてもともと『お役人が身分や位をあらわすために身につける組み紐』だったと…、ぼくは腕を組んでしばし考えこんだ。というよりピンとこなかったのだ。「君の元命は印綬です」と、知人に教えてもらって以来、四柱推命を知らなかった当時、本のなかの印綬との遭遇にわくわくしていた。

 

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………たぶん、ちょっと不思議ちゃんかなぁ……と、想像した。実際には研究熱心で、もちまえの知識と経験をバックボーンに、一つの分野を追及する人。職業でいえば学校の先生や学者さん。元命が印綬といっても、ぼくの命式は「偏印」が多く、たんに偏印気質の影響なのか、勝手に゛ユニークで凝り性゛といったイメージを膨らませていた。現実の印綬格は、アカデミックで、現実的。それでいて周囲の人々と調和がとれたバランス型。過去から学び、身を置いた分野で研鑽を重ねるといった職人的な立ち位置でいながら、子供のように純粋な゛知的好奇心゛が見事に同居している。ぼくは納得を覚えつつ意外だった。

偏印も印綬も流動する性質だ。当然氾濫する水もあれば雨粒のような柔らかな水もあり、偏印のごとく勢い旺盛で自由を求める水の姿も有りなわけだ。一方で道中ゆっくりと才知を呑みこみながら果てに向かう姿もなかなか味がある。意識をしてみなければ、日常的な雑多な霞みのなかに消え入りそうな事情だった。知人の印綬格の方々の顔を思い浮かべた。それを引合いにして、変化を重ねながら自身を構成してきたであろう要素に目をやると、疑問が浮かんでは消えた。幼少期から培われたもの、道徳心は?美的感覚は?………発想の起点はどうだ?様々なこだわりが強いことにふと気づく。

 

知人の印綬格は聡明な人である。彼のバックボーンは謎に包まれている。付き合って3年、一向にそれで構わないと感じる。ふだん柔らかな笑みを浮かべて出迎えてくれ、嫌みがない性質以外に、本人は過去を語らない。彼は過剰を好まない。会話はいつだってtpoを逸脱した内容を含んではおらず、洗練された楽器の音色をおもわせる。音色は雑踏に呑まれることなく、柔らかな空間を紡いでいく。

印綬格の学者気質は、まず偏見や拘りに影響されることなく、物事をとらえることから始まる。そこには、身分だとか名誉だとか、たぶん、あまり関係がなく、おそらく水の性分そのもの。そして内包してきた要素、美しいと感じたことや、水のわけいる道筋の正しさなど、楚々として楽譜に刻まれて保管される。理解しようという気があれば、音色に含まれた知性と共鳴できるというのに、もったいない。ふと、そのようなことをおもった。

 

さて、印綬の資産は精神世界である。資産の価値をあえて口に出して語ることをよしとしない。「母性の星」と呼ばれ我の星である゛比肩゛を生じることから、わざわざ存在証明をしなくとも、本分に沿っている。一切の説明をやめて、水の流れが求める場所へ向かう。それは不浄な要素を内包してしまわないことにもつながる。命式の組み合わせにおいても、きつい星の影響をうけた場合に、印綬の優しさが剋されてしまう。そのような事態は水の品格にダメージを与えることに他ならない。純度こそが思慮の源である。

 

印綬=正財に剋され、比肩と相生する。』