エナジーバンパイアをご存知だろうか?映画に登場するバンパイアは、生き血を吸うが、エナジーバンパイアは人のエネルギーを吸っていく。直球で、怒鳴ったり、負の言葉を吐いてエネルギーを盗っ人していく人は分かりやすい。その一方で、ある人と会うとなんか疲れるとか、元気がなくなると、直接的な要因が見つからなくても強烈な疲労感を覚えることがある。そうした部分を五行の観点で考察してみたい。今回は四柱推命からみたエナジーバンパイアについて書いてみたい。
(☆YouTubeチャンネル登録お願いいたします。「てくてくちとせの四柱推命学習ちゃんねる」☆)
▼四柱推命の学習を希望する方はこちらから▼
■四柱推命でみたエナジーバンパイア
今回はかなりスピリチュアルな話だから、スピ嫌いな人にはきついと思う。
怖そう、大人しい、無気力、色々なエナジーバンパイアが存在するけれどエナジーバンパイアの根底は「テイカー」である。愛情が足りないから満たして欲しい、自分の機嫌をとるべきだ、自分をもっと理解すべきだと、根底が差し出すことを求めている。自分が相手にしてあげられる事を考えないので、対人関係に過不足が生まれる。
例えば、誰かに自発良い行いをしたとする。すると、相手側が、もっともっとしてくれ、となれば、テイカーである。人間関係の基本は、この間、助けてもらったから次は私がお返しするね、でなければ成り立たない。テイカーは相手の損得を考えない。私自身こういうタイプとは取引しない。つまり、内面がテイカーど真ん中のエナジーバンパイアは、善人を装おっても「自分を見捨てるな」が根本にあるため、人と調和をはかるための善人ではない。奉仕的な善人ではなく、渇きからの防衛対策の善人なのだ。
五行の観点では、エナジーバンパイアと接した時、洩れ、剋の不順が極端に現れている。
同情することで意識介入すれば、自分のエネルギーが洩れているのだ。同情することで、お相手が「ありがとう!話聞いてもらって、明日から頑張るぞ!君のおかげだ。」となれば、相手側があなたを生じて、エネルギーが戻って来る循環になる。だが、いつまでも可哀想な自分に同情してという相手に同情を続けると、あなたのエネルギーは出ていくことになる。だから、一見いい人そうなのに、疲れる相手との間には何かエネルギーの不調和が生まれている。
人間付き合いでは多少のエネルギーの過不足は発生するが、過多になれば体調を崩してしまう。
もし、怒鳴って怒ってエネルギーを強奪していくタイプは、剋す力がつよいのだ。相手を剋すエネルギーを発しているため、剋すという方法でエネルギーを持っていかれると疲労が凄い。剋したあと、「さっきはいいすぎた」とフォローして、怒鳴った人を生じれば、まだましである。生じるということは、自分を洩らして相手に与える好意だからだ。世の中パワハラをして謝れないのは、ご本人が渇いて渇いて、自分を成り立たせるだけで精一杯だから生じる力を持ち合わせていないのだ。
特にお互いの命式の五行配分の相性が悪ければ、エネルギーはがっぽりと減ってしまう。
人間の体内にある陰と陽のエネルギーは環境によって、増えたり減ったりすることがある。五行のエネルギーだって、瞬間瞬間に働きが違う。例えば私の命式なら、印星のエネルギーが日主に向かって、思考する状態になるが、強引に洩らされたり、剋されたりすればエネルギーの流れに不順が生まれると、印星が日主へ流れるエネルギーが途切れる。すると、「正しい思考ができない」という状態になる。もし、親が子供に過干渉をすれば、それも子供の五行の流れを邪魔していることになる。
エナジーバンパイアの強烈な洩れや剋は、体内の陰陽の働きやエネルギーの流れを阻害する。そのため、目に見えない強奪は、エネルギー観点からすれば「暴力」なのだ。過去の経験から、愛情飢餓や人間関係のトラウマなど色々な要因があっての事かもしれないが、そこは正しい方向に向かうしかない。
つまり、エナジーバンパイアは、相手が不幸になることに抵抗がなく、寧ろ自分と同じステージに来ると安心する。善人に見えて、酷く疲労する相手は、あなたのエネルギーが洩れて、洩れて、すかんぴんの無気力になったら、他からエネルギー強奪を行おうとする。そのため、私は人を見る時は、表面的な態度ではなくエネルギーの質を見たほうがいいと感じている。
たまに著名人の記者会見などで、記者が嫌らしい不快な質問を浴びせたりするのも、エネルギーの泥棒好意である。時代が進んで、「エネルギー倫理観」という概念が生まれてほしい。
命式の観点でエナジーバンパイアを定義すれば
「本人の自然な五行の流れを止めるもの」
▼命式の読み方を載せた独学テキスト販売▼
■終わりに
エナジーバンパイア(テイカーど真ん中)には近づかないに限る。