てくてくちとせ

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四柱推命-荒れやすい「偏官」の強すぎる゛野生゛を抑える必要性を解説


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通変星には正官や偏官、など「正」と「偏」が対のようになっているものがある。正はすなわち陰陽の自然な姿をさす。例えば夫は妻に、妻は夫に支えられて、一組の陰陽の姿が正しく形成されている状態といえる。一方偏は自然な陰陽の姿なく、不完全で欠けており不安定な状態だ。

 

 

『偏官』という星は比肩から数えて7番目にあたる星で、゛七サツ゛と呼ばれる著しく偏りが激しい星である。(算命学、四柱推命における7という数字は、七冲の関係でもわかるように凶である。)偏官の特徴として、「威厳、反骨精神、競争」といったものが含まれており、偏官について性格を論じるさい、反骨精神が旺盛で正義感あふれる親分肌といった感じでいわれる事が多いが、正確ではない。

 

偏官という星の本質は、本能的、野生的でじぶんの欲求に正直だ。反骨精神が旺盛というのは、本能的な部分に沿って考えれば、抑圧が気にいらず、そのような生き方に向かいたがるという話で、決して美化されるものではない。偏官という星を出世や成功に結びつけるためは、その不安定な本質を抑えたり、他の星との組み合わせによって凶意を薄めるという形での変化を必要とする。

 

偏官にとって偏印と印綬、学びの星が偏官の野生に理知を与えて、原動力を生かす吉星となる。偏印、印綬が加わるということは偏官の本能的、野生的、な感性のみの行動を控え、内省し、進歩し、均整のとれた人間性を養うことに他ならない。すなわち、持ち前の反骨精神が、客観的で道徳的な正義感のもと発揮され、相手より優位に立ちたいがための親分肌から、面倒見のよい親分肌へと変化していく。

 

偏官は子供を表す星でもあり、ある意味では、変化する可能性を秘めて純粋。一方で短気で思い通りにならなければムキになるといった、忍耐のなさが目立つ。偏官にとっては人生のコントロール、修正、学び、成長を繰り返していくことで、本来備わっている、精神的なタフさや瞬発力、現状打破するための発想などが良い形で実を結んでいく。偏官が偏官らしい方法で武勲を立てるのであれば、他の星の助けを得ることは必須である。

 

また、身弱で比肩劫財がない命式、また、傷官が並ぶ命式において偏官は荒れる。身旺で、偏印、印綬、食神とともにあれば発展する運気をもつ。女性で命式に偏官が多い場合は男まさりな性格となる。劫財よりも荒れやすいが、偏官は決して他の者になろうとしてはいけない。自身を磨きながらも偏官の個性は偏官の個性として、生かすことがベストなのだ。

 

■おわりに

 

偏官はよくもわるくもタフで活動的な星だ。子供の星でもあり、それを管理し、方向性を見いださせてやる必要がある。他の星にはないほどのバイタリティーをもち、競争心旺盛なため、星の特徴を生かすことができれば、型破りな方法で成功を手にする可能性をもつ。