天財と聞くと、何だか天から与えられた有難いお金なのだろうかと連想する。天空からお金がたくさん降ってくれば、今年一年安泰だぜ。むふふふ。とはいかないのが人生である。今日は何だか良さげな天財について書きたいと思う。
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■天財とは?
天財とは、神殺の一種で命式の中に存在すれば人生のいずこかのタイミングで大きなお金を得られるというものだ。因みにシンプルに日主にとって通変星の偏財となる星である。条件は天干に存在することだ。いい子のみんなは、天財?偏財やんけと野暮なツッコミはしないでくれたまえ。偏財に付く神殺とされている。
日主と天財の関係
日主甲=戊、乙=己、丙=庚、丁=辛、戊=壬、己=癸、庚=甲、辛=乙、壬=丙、癸=丁。の組み合わせである。
まあ、天財は日主について、流動的で大きなお金を意味するため、確かに日柱との繋がりが良好であれば、大きなお金を手にすることができるといえるだろう。ただし、大きなお金といっても、基本的に日柱との繋がりが悪ければ、得られないことになる。また、気をつけてなければならないのは、例えば日主庚にとって甲が天財にあたるわけだが、相剋、相冲だよね。お金と日主が衝突するという解釈にもなるため、命式によっては金運に波が発生することがある。
もし、命式の中に天財をコントロールできる十干が存在していれば、概ねラッキーとなる。因みに大運で天財が訪れた場合は、金運にとっていい意味になるのか、悪い意味になってしまうのかは、命式のタイプによって違ってくる。有名人の命式では、天財が存在していて、本当に金運が良い命式もたくさんある。
天財という神殺も割とアバウトな解釈で成り立っているため、実際に天財一つとって判断に用いることはできない。天財って偏財やんと、私自身内心突っ込んでおり、採用するのに無理があるよなと感じている。
ミルク◯ーイの掛け合い風に書くと
「天財は偏財に付く星かあ…。そら偏財と違うかあ…。」
「天財と偏財は日主から見て同じ星らしいで。」
「ほな、偏財やないかい。」
と、こんな具合だ。
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■終わりに
天財、うむー。